USBの玉手箱
それは学生時代に使っていたUSBなのだが、友達にわけてもらった音楽データやら、バンドマンのアー写(この言葉もしかして死語?)そしてライブレポートに混じってひ私の心中を綴った文章がそこにひっそりとあった。
読んでみたけど普通に面白かった。
当時はなんだかとっても必死なので「好き…っ」と切ないモード全開だったが、過去となった今面白いしあーそうそうこんなこと考えていたなぁと懐かしいし、ちょっと戻りたいなとも思う。
最近まで、「バンギャ」というのを恥だと思っていたし、はやく辞めてまっとうに生きようと仕事に就き、恋したりしてみたけど、今は「恥」というのもちょっと違うなぁと思う。そして今は毎日が平穏なんだけれどなんか物足りなさがあり、「なんかあの時は楽しかったぁ」とこの頃は強く思う。そういう頃なんだろうか。妙齢だからかな。そういうことにしとこうか。
特にヴィジュアル系だけど、私はライブが好きでバンドが好きで、バンギャが好き。「痛い」と言われても自分の好きを貫ける姿勢が今更ながら尊敬する。
一般常識なんてうんこ!
もっと自分の好きを貫けるように、まわりに流されずに自分の世界で生きたい!
iPhoneで日常生活は事足りているので、めっきり出番のないPCを久しぶりに開いてこの文章を打っている。ブラインドタッチ最高。
映画『きみに読む物語』
終わりの30分前くらいから涙と鼻水で息ができなくなる状態に、散らばるティッシュの山、山。すごくすごくよかったです!
夏の休暇先で出会った二人、あっという間に仲良くなって毎日一緒に遊んでこれが永遠だと思ったのに、彼女はお嬢様親が決めた進路に進み親が認めた相手と結婚させられる。一方彼は田舎で木材を加工して質素な生活をしている。住む世界が違う。
別れることになったけれど、彼は1年間毎日手紙を出して彼女からの返事を待つ。彼女は待てど待てど彼から連絡がない、手紙は彼女の親に隠されていた。
彼女は7年後親も認める最高の相手に出会って結婚直前まで行くけれど、新聞の記事をみて彼を思い出した。昔約束した2人の夢の家を彼がたった一人で完成させていた。彼女の希望通り窓枠は青色で、スケッチできるコテージも話していた通り、彼女の帰りを信じて…。
って書いたらネタバレになるけど、これだけじゃないの!すごいのよ!
特に彼の愛情がすごい!色々な表現があるだろうけど、「君が望むならなんにでもなる」とか「俺のことや親のことは関係ない!君はどうしたい!」とかもう愛されてるな~うらやましい!
彼女もよく笑いよく泣いてよく怒る、うれしかったら飛びついてキスするし起こったら彼をバシバシ叩いたり殴ったり、すごい女の子!って感じで魅力的。
60年代だからファッションもレトロでかわいいし、ちょっと西部のアメリカって感じで雰囲気もすごい素敵。
特に2人で湖に白鳥がいっぱいいてその真ん中をボートで渡るシーンは絵本みたいですごい印象に残ってる!
何回でも見たいし人に薦めたくなる映画でした!
映画『ホリデイ』
最近、ラブストーリーの映画を観ることにはまっている。私はハッピーエンドのハートフルストーリ-には今まで馴染みがなく、食わず嫌いのごとく避けてきたジャンルだった。得意ジャンルはホラー、アクションだ。
幸せな恋愛をするためには、幸せな恋愛のお手本が無ければいけない、というわけで片っ端からネット上で評判の良い作品を暇さえあれば脳みそに詰め込む勢いで観ている。最初は乗り気でなかったけど、だんだんと幸せっていいな・・・と思えてくるのでおもしろい。更にのめり込んでしまったので、観た作品の感想を書くことに決めた。
『ホリデイ』
失恋した2人の女性が立ち直るための休暇として、NYのセレブな家とロンドンの田舎の家を2週間限定で交換した先に新たな出会いが・・・
イメージ的にキャメロンディアスがメインかなとも思ったけど、個人的にはもう一人の主人公の人の成長っぷりが良かった~!
道で助けたおじいちゃんが昔ハリウッドで脚本を書いている人で、彼女にアドバイスしてあげるシーンで印象に残ったセリフ
「君は主演女優だ なのに親友役を演じてる」
3年間も好きだった人があっさり婚約してしまったと恋愛の悩みを相談した答えがこれですわ~。これを聞いた主人公「せや!ワイの人生やからワイがスター主役でっせ!」とキラーンと変わるわけです。
キャメロンディアスの可愛らしい素直な女性も良いなぁと思った。
NYのセレブのでっかい家よりもロンドンのカントリーチックなお人形の家みたいなのもかわいい、今のところ洋画しか見てないけどインテリアがかわいい!
こんなんええなぁと思いながら見ている。
あっさりとした安心してみていられるほんわかしたラブストーリーでした。